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Chapter 1. 原点 - Origin -

思考の記録:一杯の汁物から始まった、NORTHの原点

すべての始まりは、信州の山あいで振る舞った一杯の汁物だった。

化学調味料や海産物の出汁に一切頼らず、信州の素材と「味噌」の力だけで、究極の味を創り出せないか。
その無謀な問いに対する答えは、150年の歴史を持つ老舗蔵「糀屋本藤醸造舗」にあった。二種類の極上味噌を、極めて繊細な黄金比で調合する。ただそれだけで、複雑で底知れぬ旨味が立ち上がったのだ。

私はその時、「信州の風土が育んだ可能性」の恐ろしさを知った。

しかし、現代の市場を見渡せば「いかに原価を下げ、いかに安く大量に売るか」という効率化の波が、こうした本物の価値を容赦なく飲み込もうとしている。
品質の妥協は、歴史への冒涜だ。

だからこそ、NORTHは決断しました。

自分の子供に食べさせられないものは、作らない。
安く作るための「言い訳」を探さない。

信州の土着の価値を、一切の濁りなく抽出し、100年残る形へと再編集する。
「遥 -haruka-」は、その誓いから生まれた最初の一手である。

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